30年間、200を超える医療機関の現場で最初に聞く言葉は
いつも同じだった——「うちは問題ありません」。
そして精査すると、必ず出てくる。
多くの医療機関では、今日も誠実に請求業務が行われている。 問題は、誠実さではない。
問題は——「経営視点を持った戦略的算定」が存在していないことだ。
点数を適正かつ最大限に算定する視点、取り漏れを防ぐ視点、 同一手技でも算定設計を工夫する視点、DPCや包括制度を踏まえた経営視点—— これらが欠けているケースが、現場では非常に多い。
「請求している」と「戦略的算定ができている」の間には、 年間数百万から数千万円の差が生まれている。 これが、慢性的な収益漏れの正体である。
最大の理由は、医事課が「入力部門」になっていることである。 多くの施設では、制度を読み・点数を入力し・返戻対応するところまでは行う。 しかし、収益最適化・算定設計・診療科別分析・医師のオーダリング最適化まで踏み込めていない。
つまり、「経営視点を持った医事課」になっていない。 これが慢性的な収益漏れの本質的原因である。
医事課だけに言っても、変わらない。算定改善は、医事課への指導だけでは解決しない。 なぜなら——収益構造は、現場行為によって決まるからだ。
本当に改善するためには、診療実施側への直接介入が必要である。
この8者に直接介入して初めて、病院全体の収益構造が動き始める。 「医事課改善」ではなく「病院全体の収益構造改革」として取り組む必要がある。
「医療として正しい」と「経営として持続可能」は、必ずしも一致しない。医師は患者状態を詳細に把握するため、広範囲な検査をオーダーする傾向がある。 しかしDPC包括制度では、それが収益を圧迫する構造になり得る。 この調整設計ができる人間が、今の医療機関には不足している——それが現実だ。
最初の一歩は、現状を数字で見ることだ。
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